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第19話 『 水曜日の次は やっぱり木曜日 』

2017年 8月10日(木)

夜 19:57
藤井岡家




ソウタ

「ただいまぁーっ。

今日は、将棋の

C級2組、順位戦

高見さんとの対局 だったよぉ。


また今日も、勝っちゃったぁ♪」







家に帰ってくるソウタ

1階のリビングで
ニャルもんと
母 ユウコが
いっしょにテレビを観ている




ソウタ

「何、観てんの?」





ユウコ

「奇跡体験!アリビリバボー。」







奇跡体験!アリビリバボー

[スタジオメンバー]
剛力あゆみ バナナーマン

[ゲスト]
脚本家・宮藤官太郎(くどう かんたろう)
女優・狭瀬すず(せませ すず)







剛力あゆみ

「始まりましたぁ!

奇跡体験!アリビリバボー。


今週は

大好評!



『かわいい猫ちゃん大特集』



です♪


まずは



『猫ちゃん あるある10連発』



です。」






バナナーマン 設楽

「いや、『あるある』 とか言って

全然ないだろ!

ってやつ、ばかりだけどね。


『 機関車 』 って、言われて

すぐ 『 機関車 』 のマネしちゃう奴くらい

ない。


・・・日村さん!」






日村

「ん?」






設楽

「 機関車。」






日村

「シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ・・・














ポッポーーーーー!!!












剛力

「それでは、『 猫ちゃん あるある10連発 』 ご覧下さい。」







ナレーション

[犬のエサを食べちゃう猫]

[びっくり箱に驚いて腰が抜けちゃう猫]

[タンスの角に小指をぶつけて 痛さで のたうち回る猫]

[100mを6秒で走って ウサイン・ボルトを超えちゃう猫]

[俺は猫じゃない、と言い張るオジサン]

[コロッケのロボット五木ひろし のマネをする猫]

[お父さんの代わりに会社に通勤する猫]

[会社帰りにキャバクラに通う猫]

[キャバクラがボッタクリで泣く泣く高額な支払いをする猫]

[剛力ちゃんの新曲 『 ヒアリダンスに恋をして♡ 』 を歌って踊る猫]






ちいさい





ニャルもん

「にゃにゃあ!?

ミィが踊ってる映像にゃん!?」






母 ユウコ

「うっふふ。

そうなのよ。


以前、ニャルもんちゃんが

踊ってた時に、

あまりにもカワイかったから

撮影して

番組に投稿しちゃったの。」






ニャルもん

「にゃにぃぃ!?」













剛力

「・・・というわけで

『 猫ちゃん あるある10連発 』

を見ていただきましたが

よく見かける猫ちゃんばかりで

かわいかったですねぇ♪」







設楽

「いや、

1匹も見たことない猫ばっかだったけど。」







日村

「あと、途中で

オジサン、出てきたし・・・。」














剛力

「いかがでしたか? 狭瀬さん。」






狭瀬すず

「・・・1番最後に出てきた

歌って踊る猫・・・。


あたしもチアダンスの映画で

主演したことあるんですけど、

猫なのに

あれだけ歌って踊れるのは

スゴイな、って。」






剛力

「はい。

1番最後に出てきた、歌って踊る猫。

とてもカワイかったですけど、


実は、この猫ちゃん、


なんと!


今、話題の

将棋のプロ棋士、

藤井岡ソウタさんの

お宅で飼われている

猫ちゃんなんです。」







一同

「ええっ!?」







クドカン(宮藤官太郎)

「マジっすか?


・・・ぼく、

藤井岡ソウタさんと

同じ誕生日、

7月19日生まれ

なんですよぉ!」







日村

「えぇ!!


いや、それ スゴすぎない??


話題の藤井岡くんが投稿してきて

しかもゲストが

同じ誕生日

ってスゴイわ!


奇跡じゃんっ!!



あっ!


もしかして、

すずちゃんも

藤井岡くんと

何か関係があるんじゃない??」





狭瀬すず

「あたしは・・・



















・・・ないです。」







日村

「ないんかい。」









設楽

「日村さん。」






日村

「ん?」







設楽

「すずちゃんを困らせたから



『 謝罪の機関車 』



やってもらっても

いいですか?」







日村

「 『 謝罪の機関車 』???」







設楽

「3、2、1、キュー!!」







日村

「あ、・・・


このたびは・・・シュッ、シュッ

・・・わたくしの、シュッ、シュッ

無茶ぶりで、シュッ、シュッ

迷惑かけてゴメンナサイ・・・















・・・ポッポーーーーー!!!














一同

「・・・・・・。」








日村

「え? 何、これ?」











クドカン

「日村さんのギャグは

アレですけど、


この踊る猫ちゃんを使って

ドラマ作ったら

絶対、面白くなりそうだから

今度、

ぼくの脚本で

ドラマに出てほしいなぁ・・・。」














ニャルもん

「にゃにゃあ!??

ミィがドラマに出るのかにゃああ!!?


・・・そんな奇跡みたいなことが

起こるのかにゃあ?」













世界のキタノ

『常識では考えられない出来事、アリビリバボー。』
『あなたの身に起きるのは、明日かもしれません。』











--- 第19話 ---
『 水曜日の次は やっぱり木曜日 』 (完)





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第20話 『 窓から舞い降りた天使 』

2017年 8月11日
朝 8:30


藤井岡家
2階 ソウタの部屋




前日に対局があったため
ソウタは疲れて
まだ寝ている







「ソウタぁ。

ソウタぁ!

ねぇ、起きてよぉ。」






ソウタの隣の家に住んでいる
幼なじみの




風間 ユイ ( かざま ゆい )




が ソウタを起こそうとしている







ユイは14歳



ソウタと
同じ中学校に通う
クラスメイトである








ユイ

「ねぇ、ソウタぁ!

起きてよぉ。

退屈だよぉ!」









ソウタは
しばらく前から
起きていたが

目をつぶったまま
寝たフリをしている









ユイ

「ソォーーータァーーー!

ソォーーータァーーー!

退屈だよーーーーーっ!!」








ユイは両手で
ソウタの体をガッチリつかみ

グワングワンと
揺らし始めた





あまりの揺さぶられように
思わず笑ってしまいそうになるソウタ


必死に笑いをこらえ
寝てるフリを続ける









ユイ

「そぉおおおおおおお!!

たぁあああああああ!!


・・・・・・

・・・うっ、くううぅ。

くっ、苦しいぃぃぃっ!!」












突然

両手で のどを押さえ

苦しみ始めるユイ













ユイ

「うぅぅ・・・。

もう、ダメだぁあああ。

・・・・・・。


哀れ、ユイちゃんは

急性タイクツ病 で、

はかなくも14歳で

この世を去るのであった。


お父さん、お母さん、さようなら。

バタッ!!」







バタッ と言いながら
ユイは仰向けに倒れ
死んだフリをした










ソウタ

「くっふふふっ。」







さすがのソウタも
これには笑いを抑えきれず
ガバッと起きた












ソウタ

「もしもし?」








死んだフリをしているユイに
声をかけるソウタ









ソウタ

「もしもし?

タイクツ姫さま?


もう、朝ですよ。

起きてください。」










ユイ

「タイクツ姫は

まだ、

死んでる真っ最中です。」










ソウタ

「死んでる真っ最中、

って・・・。」










ユイ

「死んでる真っ最中の姫を

目覚めさせるためには、


王子様の

キスが必要です。」











ソウタ

「う・・・・・・。」









まだキスの経験がないソウタは
ユイの突然の

『 口撃 』 (こうげき)

に 固まってしまった










ソウタが何も答えないので
ユイは片目をパッチリ開け

片目でソウタを見ながら
再び

『 口撃 』

を繰り返した










ユイ

「死んでる真っ最中の姫を

目覚めさせるためには、


王子様の

キスが必要です。」













ソウタ

「いい加減にしろ。」







困ったソウタは
ユイの頭を
軽く叩いた











ユイ

「いてっ!」







叩かれた頭を
さすりながら
起き上がるユイ













ソウタは
照れているのを気づかれまいと
すぐさま
ユイに質問をぶつけた







ソウタ

「ユイっぺ・・・。

・・・お前、どっから入って来た?」









ユイ

「どっから入って来た、って・・・

ちゃんと窓から入って来たけど?」










ソウタ

「 『 ちゃんと窓から 』 って、

日本語おかしいだろ。」









ユイ

「ちゃんと・・・窓から・・・。

・・・??

どこも、おかしくないけど・・・。」










いつも
2階の自分の部屋の窓を出て
屋根をつたい
ソウタの部屋の窓から
入ってくるユイ




しかも
『 天然 』な性格のユイは
窓から出入りすることの
不自然さに気づいていない










ソウタ

「おかしいのは
それだけじゃないぞ。

年頃の女の子が、
同級生が寝てる部屋に入ってくる。



挙げ句の果てに

死んだフリして、
目覚めのキスを催促

って・・・。


おかしいこと だらけだろ?」








ソウタが一気に
たくさんしゃべったので

ユイの思考が
ついて行けるわけもなく

ユイは
ポカンとした顔をした








--- 第20話 ---
『 窓から舞い降りた天使 』 (完)





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第21話 『 セ・リーグ の 『 セ 』 は何の略? 』

ソウタが一気に
たくさんしゃべったので

ユイの思考が
ついて行けるわけもなく

ユイは
ポカンとした顔をした







ソウタ

「・・・はぁ。

まぁ、いいや・・・。


じゃあ、着替えるから。」








ユイ

「うん。」








短く返事をしたユイは
入って来た時に持っていた 自分の靴を抱え

2階のソウタの部屋を出て
1階へと降りて行った





休みの日に
ヒマを持て余したユイが
朝からソウタの部屋に
やって来て


ソウタが 「じゃあ、着替えるから。」と言うと
ユイは靴を持って 1階へ降りていく



この一連の流れは
ふたりが
子供の頃から
何年も続いているのだ


ふたりにとって
それは

もはや 『 ルーティン 』 なのである




年季の入った夫婦の間において
夫が「おい、あれ。」と言っただけで
妻が新聞を持ってくるような

そんな関係に
よく似ている


周囲の人間からは
そのように見えるかもしれない



だが
ソウタとユイの関係は
あくまでも

『 ただの幼なじみ 』

なのである---------









--------- 『 現在の時点では 』












1階に降りていくユイ


母 ユウコとニャルもんが
リビングにいる



野球の好きなニャルもんが
テレビで高校野球を観ている







ニャルもん

「にゃにゃあ!!

絶対に中京大中京高校が勝つにゃんっ!!」






どうやらニャルもんは
ソウタの地元
愛知県の代表校を
応援しているようである







ユイ

「おはようございまぁす♪」








ユウコ

「あら、ユイちゃん。

おはよう♪」








ニャルもん

「ユイ。

また来てたのかにゃん。」








ユイ

「もんちゃん、おはよう♪

・・・野球、観てるの?」








ニャルもん

「そうにゃん。

中京高校の1回戦にゃん!


『 ミィの夏 』 が

今、その幕を開けたにゃん!!」









ユイ

「幕開け、かぁ・・・。


で?

どこの高校と戦ってるの?」









ニャルもん

「広島の名門、広陵高校にゃん!

今、


4回表で、2対0 


中京高校が

リードしてるにゃん!」








ユイ

「ふぅん。

・・・すごいねぇ。」








すごいねぇ とは言っているが

そもそもユイは
野球のルールすら
全く知らない


とりあえず
すごいねぇ と言ってるだけなのだ









ソウタ

「へぇ〰。

ユイっぺ、

野球、知ってんだぁ。」








着替えを終えたソウタが
降りて来た








ソウタ

「ユイっぺが

野球のこと知ってるとは

驚いたなぁ。」









驚いた と言っているが
実は
そうではない



お調子者の性格のユイが
どうせ知ったかぶりを
してるだけだろう
とソウタは見抜いている









ユイ

「ユイ、野球のこと

詳しいもん。」









お調子者が
本領を発揮し始めた









ソウタ

「へぇ。

野球のこと、詳しいんだぁ。


・・・じゃあ

野球のクイズ、出してもいい?」









ユイ

「いいよ。」









ソウタは

”こいつ、どんだけ お調子者なんだよ”

と思いつつ
クイズを出した









ソウタ

「プロ野球には

『 セ・リーグ 』と『 パ・リーグ 』が

ありますが、

『 セ・リーグ 』 の 『 セ 』 とは

何の略でしょう?」








野球を知ってる者なら
正答率は
軽く 90%は超えるだろうという
簡単なクイズだ








ユイ

「『 セ・リーグ 』??

セ?

・・・セ、セ・・・















セロリ!!










ソウタ

「お!

スゴイ!

せいか〰い♪」








嬉しそうな顔 をするユイ




しかし
もちろんユイの答えは間違い

正解は セントラル・リーグ の略である









ソウタ

「それじゃあ、

『 パ・リーグ 』 の『 パ 』 は

何の略でしょう?」








ユイ

「『 パ・リーグ 』??

パ?

パ・・・パ、パ、パ・・・















パセリ!!












ソウタ

「おお!!

スゴイ!



ユイっぺ!!

またまた、大せいか〰い♪」








2問連続で正解したため
ユイは

嬉しそうな顔 から
興奮気味の顔 に

グレードアップした



ちなみに
ユイの答えは大間違い

正解は もちろん
パシフィック・リーグ の略である








ソウタ

「ユイっぺ

よく知ってたねぇ!!」









ユイ

「セロリ と パセリ は

永遠のライバルだもんね!


誰だって知ってるでしょ。


まぁ、ユイは 『 野球博士 』 だから

そんなの、赤ちゃんの時から

知ってるもんね!!」









タイクツ国の『 タイクツ姫 』は

いつの間にか

『 野球博士 』

に転職していた










第21話
『 セ・リーグ の 『 セ 』 は何の略? 』 (完)




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藤井くんフィーバーが続けば、話をたくさん書けると思って、ブログを書き始めたら、すでにフィーバーが下火になってた(泣)

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