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第5話 『 登場! ネコ型・将棋ロボット! 』 その➀


2017年 7月20日
夕方

藤井岡家



母 藤井岡ユウコ

「ごめん、ソウちゃん。

昨日、東京のお父さんから
ソウちゃんに、
誕生日のプレゼントが
届いてたんだった。」


そう言いながら
母ユウコは
大きな箱を抱えて
2階のソウタの部屋に
入ってきた


ユウコ
「ソウちゃんが
学校から帰ってくるの、
ずっと待ってたのよ。

ねぇねぇ、
何が入ってるのか
早く開けてみてっ!」


ユウコは すでに
箱の包装紙を
ビリビリ破いている


せかされるように
ソウタは
箱のフタを開けた


箱の中には
1メートルほどの大きさの
ネコのぬいぐるみ
のような物が
入っている


ソウタは そのネコと
説明書を
箱の中から取り出した


ユウコ
「きゃっ♡
カワイイ猫ちゃんっ♡♡」


ユウコは
ネコのぬいぐるみを 
なでたり
つついたりした

だが
ネコは
ピクリとも動かない


ソウタは
そんな母には目もくれず
説明書を読み始めた


ソウタ
「ネコ型・将棋ロボット・・・
最新の
アメリカ製AIスピーカー 搭載
会話機能
感情処理
顔認証システム
自動走行
自動ソーラー充電
・・・・・・」


それは
天創工業(テンソーこうぎょう)の
開発チームが作った
ロボットだった


天創工業開発チームには
父の古くからの知り合いである
澤田さんが所属しているのだ



ソウタ
「このロボットは、アレだね。

漫画家の『 アレ子アレ雄 』が描いた
『 アレえもん 』に出てくる
アレ型ロボットの
アレみたいなやつだよ。」


そう言って
ソウタはニヤリとしながら
ユウコのほうを
ちらっと見た


だが
ユウコは
ぬいぐるみに夢中で
ソウタの言ったことを
まったく聞いていなかった


ソウタ
” ツッコんで欲しかったんだけど・・・
・・・ま、いっか。”



気を取り直したソウタは
ネコのぬいぐるみ
に近づき
起動ボタンである
鼻を押した・・・・・・







--- 第5話 ---
『 登場! ネコ型・将棋ロボット! 』


つづく
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第5話 『 登場!ネコ型・将棋ロボット! 』 その②

ソウタは
ネコのぬいぐるみ
に近づき
起動ボタンである
鼻を押した・・・・・・


ピコーーーーーーーーンッ♪


涼しげな電子音が響いた

ネコのぬいぐるみは
ゆっくり動いたかと思うと
おおきなアクビをした


「ふわぁあああっ・・・。

おはようごじゃいますぅ。
ご主りんさまぁ。」


ユウコ
「きゃっ!
猫ちゃんが しゃべった!」


「ミィは猫ちゃんじゃないにゃりん。
ミィの名前は

『 ニャルもん 』

にゃりん♪」


ソウタ
「へぇ、君、
ニャルもんって いうんだぁ。
・・・はじめまして、ニャルもん♪」

ニャルもん
「はじめまして・・・・えっと・・・。」

ソウタ
「ソウタ。
ぼくの名前は、藤井岡ソウタ。
・・・ソウタって呼んで。」

ニャルもん
「はじめまして、ソウタ♪」


ユウコ
「ニャルもんちゃん。
あたしの名前は、藤井岡ユウコ。
ユウコおねえさんって呼んで♡」

ニャルもん
「はじめまして、ユウコおねえさん♪」

ユウコ
「きゃんっ♡♡」

ソウタ
「・・・・・・。」



ソウタ
「あっ、そういえば
箱に入ってた説明書に
『ネコ型・将棋ロボット』
って、書いてあったけど、
ニャルもんって
将棋が指せるの?」

ニャルもん
「もちろんにゃりんっ!
ミィは『高性能の』ロボットだから
将棋も指せるし、
将棋に関する一般的なことも
知ってるにゃりんっ。」


そう言うと
ニャルもんは
ピョンピョンと跳ねて
本棚に近づいていき
本棚に置いてある本を
指さした


ニャルもん
「『 羽生の頭脳 』 知ってるにゃりん。
『 7手詰めハンドブック 』 知ってるにゃりん。

『 角換わり腰掛け銀研究 』、『 美濃崩し200 』、『 寄せの手筋200 』、
・・・・・・『 梨村カスミ 写真集 』・・・

んっ?

なしむらカスミ しゃしんしゅう???

・・・そんな将棋の本、あったかにゃん??」


ソウタ
「あっ、それは、そのぅ・・・。」


ニャルもん [ゲスさ100%の目つきで]

「ほほう、これはこれは・・・。
やはり、15歳ともなると
違いますなぁ。」

ソウタ
「あの、だからそれは・・・。」

ニャルもん
「なかなか高尚な趣味を
お持ちですなぁ。」

ソウタ
「もう!
やめてよ、ニャルもん。
なんでも言うこと聞くからさぁ!」

ニャルもん
「にゃんでもぉ!?」


ニャルもん
「ほんとに、にゃんでも
言うこと聞いてくれるのかにゃあ!?」

ソウタ
「う、うん・・・。」

ニャルもん
「わーーーい
やったにゃりん♪

ミィ、東京の将棋会館に
行きたいにゃあ!」

ソウタ
「わ、わかったよ・・・。
今度、いっしょに
連れてってあげるよ。」





ユウコ
「うふふっ。
ひさしぶりに
完敗するソウちゃんを見たわ。」



--- 第5話 ---
『 登場!ネコ型・将棋ロボット! 』 (完)



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第6話 『 陥落寸前! 狙われた防衛大臣 』 その①

日本 某所
秘密結社 ショッギー 総本部



最深部に位置する
『 謎空間 』
において
秘密会議が開かれている


『 謎空間 』には
紫とも黒とも形容しがたい
負のエネルギーが
辺り一面
煙のように充満している


中央に
魔王???????[現段階では秘密]が陣取り
その両サイドに
幹部たちが控えているが

闇が深いため
彼らの姿は
はっきり見えない





魔王???????
「安藤内閣の支持率は、今
急落している。

日本政府の中枢を
我々、ショッギーの工作員が
徐々に蝕(むしば)んでいるのだ。


自衛隊の上層部も
我々の
息のかかった者たちの手により

その権力を
掌握しつつある。




次の獲物は
稲本防衛大臣だ!

奴を
辞任に追い込むのだ!!」




幹部たち
「ははぁっ。」




魔王
「だが、決して
急ぎ過ぎてはならん。


諸君らも
すでに知っているだろうが

世界最大の闇サイト
『 アルファベイ 』
が摘発された。


我々に
敵対する者たちの仕業だ。

奴らを
侮(あなど)ってはならん。



我ら 秘密結社ショッギー の
最終目的は

『 人間界を支配する 』 こと、だ。


そのためには
決して、

我々の存在を
奴らに気づかれてはならんのだ!!」




幹部たち
「ははぁっ。」




次の瞬間

魔王の言葉の
合間を見計らっていた
女幹部が

魔王の前に近づいていき
ひざまずいた








--- 第6話 --- 
『 陥落寸前!! 狙われた防衛大臣 』

つづく

第6話 『 陥落寸前!狙われた防衛大臣 』 その②

女幹部が
魔王の前に近づいていき
ひざまずいた


女幹部 アバ・ズーレ
「ご報告させていただきます。

ヒアリ男は、仮面ソウターとの戦いに敗れ、死亡。
ヒアリ男は、仮面ソウターとの戦いに敗れ、死亡。

以上であります!」


魔王
「仮面ソウター・・・。[怒りで表情が歪む]

もう、よい・・・。
下がれ!!」


女幹部 アバ・ズーレ
「はっ!」



引き下がる
アバ・ズーレ



魔王
「邪魔喪都!
邪魔喪都はおらぬかっ!?」



魔王に近づき ひざまずく男
男の顔は いつもニヤニヤしている



暗黒博士 邪魔喪都1世
「お呼びでしょうか、魔王様。」


魔王
「来たか、邪魔喪都。

・・・ククッ。

お前の、そのにやけ顔。
・・・相変わらず、醜いツラだ。」


邪魔喪都1世
「はっ・・・はい・・・。」


魔王
「我々
『 秘密結社 ショッギー 』が、
日本を支配するためには

この国の未来を担う存在を
消さねばならん。


・・・特に、将棋界だ。

数多くの優秀な人材を
輩出する将棋界。


なかでも

羽田 善治 (はだ よしはる) 三冠王

率いる

『 羽田世代 七人衆 』

それと、

15歳の天才少年プロ棋士

『 藤井岡 ソウタ 』

・・・・・・。


奴らを、のさばらせておくわけには
いかんのだ!!」


邪魔喪都
「はっ。」


魔王
「藤井岡 ソウタ・・・。

奴は、昨年9月
三段リーグを
『 13勝5敗 』
という
平凡な成績で四段になった・・・。

そしてその後、12月に
四段プロデビューして以来、

『 負けなしの29連勝 』


・・・この飛躍的な、能力の向上・・・。」


邪魔喪都
「・・・・・・。」


魔王
「藤井岡 ソウタ の
飛躍的な向上は、

我ら ショッギー が
藤井岡 ソウタ を
拉致し、改造人間にしたからに他ならん。」


邪魔喪都
「・・・・・・。」


魔王
「藤井岡 ソウタ を改造し、
我らショッギーの
強力な兵力とする計画・・・。

・・・だが、奴は
ショッギーの研究所から
脱走した・・・。」



魔王は
自分の顔を
邪魔喪都の顔の前に近づけ
睨(にら)みつける



魔王
「邪魔喪都・・・

貴様が率いる
部下が管轄している
研究所から
逃げ出したのだ・・・・・・。


藤井岡 ソウタ を
我らの強力な兵力とする計画は
破綻した・・・。

いや!それだけではないっ!!


今や 奴は、
我らショッギーの

『脅威』

となりつつあるのだっ!!!」



邪魔喪都
「・・・・・・。」



魔王は
右手のひらで
邪魔喪都の頬を
なでまわす



魔王
「邪魔喪都よ・・・。

本来であれば
部下の失態の責任を取り、

お前のその
醜いニヤけ面は
もう、この世にはないのだ。」



邪魔喪都
「ひいっ・・・。」



魔王
「だが、仮面ソウターを
倒すためには

お前のその優秀な頭脳が
必要なのだ。

・・・・・・。


邪魔喪都よ!!

例の 『 装置 』 の完成を

急ぐのだっ!!!」



邪魔喪都 [深く頭を下げる]
「ははぁっ!!」



魔王
「あの装置が完成すれば
我らショッギーは
この国を支配することができる・・・・・・。


フッフッフッフッフ・・・。

ハーーーーッ ハッハッハッハッハァーーーー!!!!」





--- 第6話 ---
『 陥落寸前!狙われた防衛大臣 』 (完)



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藤井くんフィーバーが続けば、話をたくさん書けると思って、ブログを書き始めたら、すでにフィーバーが下火になってた(泣)

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